44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

抗がん剤治療1クール目の投薬を終えて副作用がどう身体に影響を及ぼすかを観察する【がん闘病記35】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の7月初旬ごろに書いたメモをまとめています。

 

1クール目の抗がん剤の投薬を終え、無事退院しての翌日

2016年7月。

1クール目の抗がん剤投薬を終え退院した次の日の朝。

目覚めて一番に注意を向けたことは抗がん剤の副作用が僕の身体に出ているかどうかだった。 

ベクティビックス抗がん剤で見られる主な副作用

僕が受けている抗がん剤治療(ベクティビックス)で見られる主な副作用は

  • にきびのような発疹や吹き出もの
  • 皮膚の乾燥やひび割れ
  • かゆみ
  • 爪の周りの炎症
  • 疲れ、倦怠感(だるさ)
  • 下痢
  • 吐き気、嘔吐

などがある(『ベクティビックスによる治療を受ける患者さんへ』パンフレットより抜粋)

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できることなら出て欲しくはなかったけど、例にもれず僕にもその兆候のようなものが出始めたようだ。

 

まずは倦怠感。

なんだか身体がダルい感じがする。

このダルさの出どころはどうも吐き気から来ているような気がする。

先月やった大腸癌の手術の直後に全身麻酔から目覚めた直後のような倦怠感、ダルさと似ている。

例えるなら車酔いで吐く二段階前のような気持ち悪さ。

山道をドライブしていて、あと30分もくねくねした曲がり道が続いたら吐いてしまいそうな感じの気持ち悪さ。

しかしこの気持ち悪さはあくまでも序章でこれから化学療法を重ねていくたびにどんどん酷くなるのかと思うとやはり不安になる。

 

あー、やっぱり平気へっちゃらってワケにはいかなかったかあ…

朝食も前の日にコンビニで買っておいたタマゴのサンドイッチをひとくちかじっただけで止めてしまった。

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昼くらいから少し平気に

そして時刻は昼頃。

あれ?なんだか平気になった感じがする。

倦怠感もそれほどでもないし、気持ち悪さの度合いも「気のせいレベル2」くらい。

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吐き気も治まったみたいで残っていたタマゴサンドを全部食べてしまった。

ちょっと物足りないと思うくらいだけど、ここで調子に乗るのはマズい。

こんなとき、おかしなテンションになってあとあと後悔することは今までに多々あった。

僕はもういい大人だ。

自重すべきところは自重しないと。

 

それにしてもさすがは「僕の食い意地」。

初戦では劣勢になったけどその後見事に持ち直した。

なんとも頼もしい限りだ。

 

夜になると気分が悪く…気持ち悪さの波

時間は流れて夕刻。

この時間になってまたちょっと倦怠感と吐き気…までとはいかないくらいの気持ち悪さを感じる。

今のところ副作用として自覚できるのはこの倦怠感と気持ち悪さ、それに伴う食欲の減退くらいだけど、どうも波があるように感じる。

さっきまでは比較的平気だったのに時間が経つとキツくなるような、気持ち悪さの浮き沈みがある。

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晩御飯もあまり食べられなかった。

というわけで今日の「僕の食い意地」の戦績は一勝二敗。

悪くないんじゃないかな。

体重に関してリバウンドした分まだまだ余裕があるし、ここで痩せるのは願ったりかなったりだ。

食べたらゲーゲー吐くようなこともないし、痛み分け?って感じかな。

「大腸癌手術ダイエット」に続いて「抗がん剤副作用ダイエット」の始まりだ。

けっして人にはおすすめできない。

くれぐれも真似しないでいただきたい。

 

45歳になりました

1クール目の抗がん剤投薬後から2日経過

7月某日の今日は僕の誕生日だった。

45歳を無事に?迎えられてよかった。

享年44歳にならずに済んだのが何よりだ。

とはいえ今日は抗がん剤の副作用からの倦怠感で一日中横になっていた。

 

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実際、倦怠感の度合いとしてはどうなんだろう?

まだ一回しかやってないのでつらさのピークがどういうものか想像がつかない。

仮につらさレベルを1~10とすると今はどれくらいのレベルなんだろうかと思う。

とりあえずレベル3くらいにしておこうかな。

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現状では多少の気持ち悪さは感じるものの、動き回るのに不自由はないし嘔吐するほどでもない。

でも横になっていたほうがどちらかというと楽なので、ずっと横になってダラダラしていた。

食欲の方はどうかというと朝はコンソメスープとご飯を少々。

昼食はコンビニで買ってきた牛丼とサラダを食べた。

牛丼を買うとき「まあ、半分でも食べれればいいか。残ったらまた夜にでも食べよう」 なんて思ってたけど結局全部食べてしまった。

止まらなかった。

半分くらい食べたところで「よし、もうこれくらいにしよう。終わりだ」と思ったが もうひとくち、あとちょっと、と続けていくうち全部なくなった。

 

僕の「食い意地」のポテンシャルはやはり高かった。

 

しかし、食べ過ぎたせいなのか副作用のせいなのか分からないが少し下痢気味だ。

副作用の項目に下痢があったからおそらくはそっちだろう。

 

誕生日ディナーはカップラーメンひとつ

晩御飯はカップラーメンひとつ。

食欲はないけど食い意地があるぶん麺類なら食べられそうと思った。

あと身体の一部と顔の一部に「かゆみ」がでてきた。

だけど僕はもともとアトピー性皮膚炎の症状が慢性的に出るのでそういう症状は今までまったく出ていなかったわけではない。

なのでこれが抗がん剤による副作用なのかどうなのかもよく分からない。 

それにしても人生最後になるかもしれない誕生日のディナーがカップラーメンひとつとはなんとも寂しい気もするが、今はケーキを囲んでお祝いなんて気分には到底なれないので別に気にしない。

 

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倦怠感のつらさレベルは3くらい

1クール目の抗がん剤投薬後から3日経過

今日も倦怠感の中で目を覚ます。

うーん、まだこのだるさが続くのか…憂鬱だ。

今のところ倦怠感、下痢、かゆみ以外の副作用は出ていない。

食欲はあまり無いけれど結局三食しっかり食べた。

朝はコンビニのハンバーガー。

昼はカップ焼きそばとご飯。

夜はお雑煮と海苔巻き。

抗がん剤副作用ダイエットは早々と終了しそうだ。

倦怠感のつらさレベルは3くらいだろうか。

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抗がん剤の副作用からくる倦怠感とはどういうものか考えてみた

1クール目の抗がん剤投薬後から4日経過

今日になって抗がん剤の副作用からくる倦怠感はようやく軽くなりつつある。

「なりつつある」というのは実感として昨日よりはだいぶマシだという感覚があるからだ。

倦怠感のつらさレベルでは2くらいかな。

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風邪が治ったときみたいに「朝目覚めてみたらスッキリ!」というようにはいかないらしい。

倦怠感が抜けつつある今だからこそ注意深く身体に意識を向けてみて倦怠感がどういうものか探ってみたいと思う。

 

倦怠感の内訳を分析してみる

倦怠感というと「疲れた~」とか「ダルい~」ってイメージだと思うが、僕にとってはダルさ6:気持ち悪さ4くらいの割合のものがごちゃ混ぜになった感じだ。

倦怠感がキツいときの心情を口にすると常に「オエ~、オエ~」ってつぶやいていたい気持ち。(実際に吐いてはいないが)

そもそもこの「ダルさ」というものも今まで体験したことがない感覚だった。

風邪など病気の時に感じるものとも少し違うし、疲れがたまったときのものとも少し違う。

だから「ダルい」っていう言い方も正確には表現できていないのかもしれないし、副作用の感覚は人それぞれで違うだろうから何とも言えない。

僕の場合の話をすると、まずベースになっているのは「気持ち悪さ」がある。

そのうえで身体の各内臓器官に鉛の輪っかをかけられたような重さを感じる。

その輪っかの内側にはさほど鋭くはないがトゲがついている。

鋭くはないぶん痛みは感じないが、輪っかの重さで身体の中に深く食い込んでいく感じ。

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別段痛みを感じるわけではないので気の持ちようでなんとかなりそうだけど、なんやかんや動き回っていると下の方から気持ち悪さがこみあげてくる。

 

気持ち悪い。

気分が悪い。

考えがまとまらない。

何もしたくない。

すべてがめんどくさい。

吐くほどではないけどオエ~。

 

といった感じ。

 

薬瓶の中に浸かっているイメージ

だから倦怠感があるときは「ああ、今自分は薬の中にとっぷり浸かっているんだなあ」って思う。

担当医ウエノ先生が言ってたけど体内の細胞ひとつひとつを完全に調べることは不可能なので今の科学ではどんな検査をしても癌が体内にあるかどうかは100%はっきりとは分からないらしい。

なので抗がん剤を身体中に巡らせることでなるべく広範囲に見落としが無いように癌細胞にたいして作用させようということなのだと思う。

 

イメージとしては薬液の入った薬の瓶のなかに浸けられてる自分。

その薬瓶はとても深い。

その薬瓶に満たされている薬は暗く重く苦く、それでいて粘り気があるから身動きがとり辛い。

今ようやくその薬瓶の底から浮き上がって頭半分くらい出せたところだろうか。

明日には薬瓶から全身出られて元気になってるといいけど。

 

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