44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

6クール目の抗がん剤投薬後から5日経過。塩分について考えたことと20年前のジーンズ【がん闘病記71】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の9月下旬ごろに書いたメモをまとめています。

6クール目の抗がん剤投薬後から5日経過

2016年9月。

朝。いつものように起きてすぐ体調はどうなのか意識を向ける。

舌のしびれはある。

食欲は無い。

倦怠感は昨日よりもちょっとマシでつらさ度は5くらいかな。

つらさレベル5

今日も昨日と同様、果物と野菜ばかり食べてた。

下痢の兆候が少しあるけど、たいした食事はしてないからそんなにひどい感じでもない。

しぶとい食い意地

僕はこの期に及んでも食べることばかり考えてる。

食欲が復活したらあれが食べたいとかこれが食べたいとか。

焼き肉かつ丼天丼牛丼カツカレー!

でも僕にとって不摂生な食生活は文字通り命取りになる。

もしかしたら癌の進行を速めるかもしれないからだ。

本当に命が危なくなるので食べることにも命懸けという心構えでいる。

なので調味料にも気を付けようと思い、オメガ3脂肪酸が取れるマヨネーズを買いに出かけた。

ついでに全粒粉のパスタも買ってきたけどこれが見た目にも茶色であまりおいしそうではない。

全粒粉とは小麦粉に精製される前のもので、全粒粉のパスタを買った理由は精製された食材はあまり摂らないほうが良いと癌関連の書籍で読んだから。

実際に茹でて食べてみるとなんだかモソモソしててあまりおいしくない。(※個人の感想です)

歯ごたえ、舌触り、味、どれもよくない。

パスタソースとの合わせ方次第でなんとかなるかもしれないけど、あまり好んで食べようとは思わないかな。

 いくら健康に良さそうだといえおいしくないと思うものを無理して食べようとは思わない。一番いい選択は「極力食べない」ということだと思う。

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夕方になると冷たいものを持った時に感じる手の痺れが酷くなってきた。

おそらく手や舌だけじゃなく内臓とかも痺れてるんだろうな。

だから気分が悪くなる。

明日になったら少しはマシなっているように願うほかない。

 

塩分について

塩分について少し考えてみる。

ある癌関連の書籍によると「塩分はほとんど摂らないほうがいい」みたいなことを書いてあった。

塩分に関しては大腸癌だと診断されるまではあまり気をつけたことはなかった。

しかし最近は抗がん剤の副作用で食欲が無いせいもあって、食生活は野菜と果物中心なので塩分の摂取量は癌と診断される以前にくらべてかなり減ってきているのではないかと思う。

あるデータによると…

厚生労働省が2014年3月に発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書によれば、18歳以上の男性は1日当たり8.0グラム未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満という目標量が定められている。

18歳以上男性の場合、1日あたりの塩分摂取量は8g未満が目標らしいけど、これってかなり厳しい数値だと思う。

ちなみに味噌汁一杯の塩分がおそよ1.5gらしい。

商品によって差はあると思うけど、カップ麺なんて5.5gくらいあるみたいだ。(スープまで飲み干した場合)

朝晩と味噌汁飲んで昼にカップ麺一つでも食べたら8gなんてすぐに超えてしまう。

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サラダばっかり食べてたってドレッシングには塩分はあるだろうし醤油とかマヨネーズなんかの調味料にも当然含まれている。

パンなども食パン一枚でもバターと合わせると1gくらいはあるし、調理パンなどはもっと塩分が高くなることは間違いない。

ちょっと油断してるとすぐに8gなんて超えてしまいそうだ。

大げさかもしれないけど、塩分一日あたり8g未満なんて目標は山にこもってドングリでも食べてないと無理じゃないかな?

味噌汁はやめて白湯でも飲めばいいのだろうけど、あんまり味気なくてもどうかと思うし、ここは実に悩ましいところだ。

 

体重が減りすぎている

さっき体重を計ったら62㎏だった。

これはまずい。

明らかにオーバーペースだ。

僕の予定ではひと月に減量してもいい体重の目安は体重の3%~4%くらい。

大腸癌だと診断される前の体重が75㎏くらいだった。

体重75㎏ならひと月に減量できる体重は前述の目安だと2.25㎏~3㎏くらいになる。

抗がん剤の投薬を始めてから約2か月とちょっとだから多めに見積もっても現時点では8㎏くらいの減量が適切だと思う。(身長は177㎝)

大腸癌と診断される前から今の体重を差し引くと13㎏も減っている。

これまでどんなダイエットに挑戦してきてもことごとく失敗してきた僕としてはこの体重の減少はうれしくもあるけど、あまり急激に痩せすぎてもよくないと思う。

抗がん剤治療もまだ予定の半分は残っているし、この折り返し地点を過ぎてからはこれまで以上に副作用がキツくなるのことは目に見えて明らかだ。

オーバーペースはなるべく緩和させてゆっくり体重を落としていこうと思う。

20年以上捨てられなかったジーンズが…

しかし、体重が落ちたことによる朗報だってある。

実は今まで20数年間タンスの奥に隠し持っていた20代のころに履いていたジーンズが履けるようになった。

これはうれしい。

今まで引越しやタンスの整理をするたびに何度も「これはもう入らないから捨ててしまおうか…」と悩んでいたが捨てないでよかった。

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ちなみに持っているジーンズの中で一番細いものはウエストサイズが29インチのスキニータイプで、それはギリギリ履くことができた。

えいっとお腹引っ込めてなんとか入るレベル。

もう一本の仕事で使ってたワーキングパンツはスルって履けたし、ウエストサイズ30インチのストレートジーンズはちょっとだけ苦労したけど一応は履くことができた。

30インチの方は日常使いして構わないんじゃないかなって思う。

これらのジーンズは大腸癌が発覚する前は全く入らなかったし、再び履ける日が来るなんて思っても見なかった。

いやー、20年以上大事にしていて良かったなあ。