44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

無くなる髪の毛と身に染みる寒さと同級生の急逝の知らせ【がん闘病記83】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の10月中旬ごろに書いたメモをまとめています。

7クール目の抗がん剤投薬後から5日経過

2016年10月。

もうそろそろ本格的にヤバイ。

何がヤバイかと言うと髪の毛がかなり薄くなってきた。

そりゃあ毎日シャンプーするときあれだけ毛が抜けてたら薄くもなるだろうなあ。

抜けたぶんだけニョキニョキと新しい毛が生えてくれるわけでもないし…

このままだとあと1ヵ月も経たないうちに僕の頭皮は焼け野原のようになってしまうことだろう。

まるでゾンビの頭のように髪の毛があるのかないのかよく分からない状態になる可能性が高い。

まあ、考えようによってはそういうのも癌患者らしい悲壮感が漂って逆に面白いのかもしれないけど。

寒くなってきたしますます帽子が手放せなくなってきた今日この頃だ。

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寒さの感じ方が違う

今日は2016年の10月の中旬に近く。

なんだか徐々に肌寒くなってきた。

いわゆる晩秋というやつなのか、空気が明らかに冷たくなってきている。

季節が変わって気づいたことは、なんだか寒さの感じ方が例年と違う気がする。

抗がん剤の影響で体調が良くないせいなのか、10㎏以上痩せたせいなのか分からないけど、なんというか身体の芯から冷えてくる感じだ。

痩せる前はそこそこ体脂肪があったせいで身体の中の熱が逃げにくい状態だったのかもしれないけど、10㎏以上痩せて皮下脂肪が取れたので熱が逃げやすくなったのかもしれない。

痩せてる人がよく「寒い寒い」言ってる気持ちがよく分かる。

以前は「そんなに寒いかなあ?」なんて思ってたけど、寒さが身に染みるということがどういうことか今なら分かる気がする。

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そして身体の芯から冷えているので暖かい飲み物や食べ物が恋しくなってくる。

今日は行きつけの蕎麦屋さんでいつも頼む冷たい「ざる蕎麦」ではなく温かい「汁蕎麦」を注文した。

身体の芯からあったまる感じがしてよかった。

 

少なくとも抗がん剤治療は終りに近づいている

7クール目の抗がん剤投薬後から6日経過

今日はどちらかというと調子はいいほうじゃないかと思う。

下痢もしてないし倦怠感も軽い方だと思う。

つらさ度的には2程度かな。

つらさレベル2

やはり前回の6クール目の抗がん剤治療の休薬期間がいつもより1週間長い3週間あったせいなのかどうかは分からないけど、抗がん剤治療2クール目か3クール目くらいのときの副作用の程度に似ている気がする。

次の抗がん剤治療が8回目。

8回目を終えると予定している12回のうち2/3を消化したことになる。

2/3が終わったというとかなり終わりに近づいてきている感じになるから不思議だ。

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化学療法開始から3ヵ月以上経過して思うこと

7クール目の抗がん剤投薬後から7日経過

2016年6月に大腸がんの外科的手術をした後に化学療法を開始して既に3か月以上経過した。

最近ではすっかり抗がん剤の副作用があることが普通になってしまった。

化学療法を開始する前の自分、副作用の無い元気な時の自分がどんな感じだったか思い出せないくらいだ。

本当に元気な時ってどんな感じだったんだろう?と考えてみると、今年2016年は年はじめの冬から元気がなかった気がする。

大腸に巣くった癌の影響か、いつもなんだかダルような気がして身体が重かった。

3月か4月くらいになると定期的に差し込むような腹痛も起こりだして結構痛かった。

何度かいろんな病院に行ったが、癌と診断されるには至らず今年の5月の末にカメラでの内視鏡検査をするまで大腸癌だとは分からなかった。

ということは本当に元気だったときは癌の影響が出始めるもっと前だから、1年以上前までさかのぼらないといけないのかもしれない。

ああ、できれば抗がん剤の副作用の影響から解放された自分がどんな気分になるのか味わってみたい。

そうなる前に癌が拡がって命が終わるかもしれないけど、健康で活力あふれる未来を僕はまだあきらめたわけじゃない。

同級生の急逝

夜8時ごろ、珍しく自宅の電話が鳴った。

電話の相手は高校の時の同級生のフルタ(仮名)で、同じく同級生だったクラスメートのムラハシ(仮名)が昨日亡くなった。との連絡だった。

そんなそぶりも兆しも全くない突然の訃報だった。

死因は電話口で動揺していてよく覚えていないが動脈瘤だとか心疾患の類だったように思う。

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ああ、君の方が先に逝ったのかよ…

人生の停滞と収束のようなものを感じえずにはいられない。

同級生や親しい人の訃報を聞くと、同じ時を過ごしてきた仲間が終わりに向かって行っているような気持ちになる。

それが早いか遅いか、苦しむか苦しまないかの違いだけなのかもしれない。

今はただ冥福を祈ろう、君の死を悼もう。

真摯な気持ちで。

 

体調はそんなに良くないけれど、明日の通夜式には向かうことにした。