44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

9クール目の抗がん剤投薬のため3日間入院する【がん闘病記93】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の11月上旬に書いたメモをまとめています。

9クール目の抗がん剤投薬で入院する

2016年11月。

体調は昨日に続いて思わしくない。

体重もぐんぐん減ってるので体力も落ちてきている。

担当医のウエノ先生は問診の時にそんな僕を心配して、

「抗がん剤の投薬を来週まで延期しましょうか?」

と、提案してくれたが、とりあえずは病院まで来たので今回の9クール目は投薬を受けて次回の10クール目までの休薬期間を1週間長めにとってもらうことにした。

今回の9クール目の抗がん剤投薬を終えると、予定している12回のうち3/4まで消化したことになる。

そして残りが3回。

この3回は最もつらいものになるであろうことは安易に想像がつく。

それに備えるためにもその直前の休薬期間は長めにとりたいと思っていたところだったからちょうど良かった。

 

「3年縛り」という言葉が胸を刺すポケットwifi 

今回の入院からポケットwifiを持参することにした。

そのために昨日契約してきたのだ。

ちなみに僕はスマホは持っていなくてガラケーだ。

みんながスマホでやっているようなことはIpadを使ってやっている。

僕の持っているIpadはwifi専用なので、これまで入院中に持ち込んだIpadをネットに繋ぎたいときは一階にあるファミリーマートで1日1時間ごと3回の限定ではあるものの無料でwifiが使えるからそこを利用させてもらっていた。

だが、最近寒くなってきたのでファミマ周辺のロビーに長時間いることがちょっとつらくなってきたし、いちいち点滴台を押して下に降りるものめんどくさいというか体調的にキツくなってきたので今回から病室でも使えるようにポケットwifiを導入することにした。

ただ契約する際に「3年縛り」みたいなものがあって契約から3年以内に解約すると違約金が発生するというものだ。

この「3年」という言葉がちょっとだけチクんと僕の胸を刺す。

「あと3年、僕は生きていられるのかな…」そんな思いが胸をよぎる。

まあ、この手の契約にありがちなヤツなんで仕方ないと、自分を納得させて契約を済ませた。

9クール目の抗がん剤投薬での入院2日目

投薬での入院も2日目になり、体調的にはつらいのはつらいのだけれど、今まで感じてきたつらさを大きく上回るようなものでもなく、今のところ大方予想がつく範囲内でおさまっている。

マスク着用で気になる匂いを軽減

かねてから病室内の匂いが気になっていたので、今回から入院中はマスクをつけることにした。

昨日から着用しているがなかなか快適で、あまり匂いも気にならない。

さすがにトイレ内などは匂いが分かるけど、それでもマスクをつけているのとつけてないのでは気になる度合いが違うと思う。

そして昼食を食べた後、そろそろマスクを交換しておくかと新しいマスクをつけた。

その後ちょっと散歩に出かけようと点滴台を引きずりながら病院内をウロウロしてると、ふと喉のあたりに違和感を感じる。

触ってみるとそこにはマスクがあるではないか。

どういうことかというと僕は昼食を食べる時、マスクが邪魔だと外したワケではなく、下にずり下ろした状態で食べてその後マスクしてないと思いこんでそのまま新しいマスクをつけたのだった。

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意味のないダブルマスク状態でしばらく病院内をウロウロしてたと思うと恥ずかしいっ!

これもマスクあるあるなのかな。 

もし抗がん剤治療が終わったら…

もし、抗がん剤治療が予定通り終わって抗がん剤の副作用が身体から無くなったら車で日本中を旅してみたいな。

まとまった休みが取れるとバイクで日本中を走り回ってた父さんみたいに。

バイクは別に興味ないから車でいいんだけど。

ゆっくりと時間をかけて下道でいこう、高速道路には乗らないで。

事前に下調べもして行きたい場所を計画してじっくり回ってみたい。

予定通り抗がん剤治療が終わっても舌が痺れた状態ではせっかくの旅先での食事が楽しくない。

抗がん剤治療が終わって2ヶ月くらいはだめだろうな。 

9クール目の抗がん剤投薬での入院3日目(最終日)

抗がん剤投薬も3日目ともなると朝からキツい。

舌も痺れてるので朝食も全然美味しくない。

美味くもないものを口の中に突っ込まなくてはならないのはなんとも面白くない。

僕はもう、自分が無人島に流れ着いた漂流者になるつもりでいることにした。

無人島にはラーメンもステーキも天ぷらも無い、手に入るのはわずかな果物だけ。

そんな世界なんだと思うようにした。

自分がなるべくおいしく食べれそうなものを無理のない範囲で食べていく。

たとえいくら行列ができるような美味しいラーメンを口にしても、それが僕にとって美味しく感じられなければ不味いラーメンを口に突っ込まれてるのになんら変わりはないではないかと思うから。

正直、ラーメンも牛丼もてんぷらも他にもいろいろと食べたい。

でもそれは口に入れておいしいと感じるからこそであって、ラーメンを食べること自体に意義は無い。

美味しいと感じることこそにフォーカスしなくてはならない。

 

そんなことをうだうだと考えているうちに9クール目の抗がん剤の投薬が終わった。

倦怠感も酷くてフラフラする。

早く帰って横になろう。