44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

妹から送られてきた動画の中の自分の姿に驚く【がん闘病記97】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2016年の11月下旬に書いたメモをまとめています。

9クール目の抗がん剤投薬後から15日経過

2016年11月。

今回は2週間以上といつもより長い休薬期間だが、だからと言って抗がん剤の副作用から完全に逃れられるというわけではないことは前回の長めの休薬期間(6クール目と7クール目の間)での経験で分かってはいる。

相変わらず倦怠感はあるし舌も痺れているが、胃腸の調子は良くなってきて今日にいたっては下痢も便秘もない状態でいることは喜ばしい。

日に日にほんの少しづつではあるが調子は良くなってきているのはいいことだ。

まるでゾンビだ

今日、車で1時間くらい離れたところに嫁に行っている妹から僕のIpadに動画が送られてきた。

先日ちょっとだけ妹が生まれて半年のハル君と遊びに来ていて、その時に撮った動画だ。

僕が甥っ子のハル君を抱っこして庭先を歩いているだけの動画なのだが、自分の姿に改めて驚いてしまった。

顔色はどす黒く髪の毛はうすくて身体はやせ細ってまるでゾンビみたいだ。

動画での自分は鏡で自分の姿を見るのとはちょっと違う感覚があった。

思ったよりもひどい姿でびっくり。

なかなかきついものがあるよこれは…

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抗がん剤からの回復はゆっくりじわじわ

9クール目の抗がん剤投薬後から16日経過

抗がん剤の副作用はゆっくりだけど日に日に改善している。

ゆっくりというのはどの程度かというと、仮に一般的な風邪の症状で寝込んでいた状態から普段の健康な状態になった回復度合いの差の値を「10」とすると、抗がん剤の副作用の1日あたりの回復速度は0.3から0.1くらいだろうか。(個人の感想です)

あまり実感としてはわかないが注意深く自分の体調を観察すると昨日よりかはちょっとはマシになっているって感じだ。

16日の休薬期間を置いた現在の状況は倦怠感は多少あり、舌は痺れているのと肌の疾患は相変わらずで下痢や便秘の症状は今は治まっている。

残すはあと3回

抗がん剤治療も予定では残すところあと「3回」

この3回というのはすばらいしい数字で3回目が終わった時点であと2回になるのは当然のことだが2回というのは次が終わってしまえばあと1回、ラスイチになるところだ。

予定の12回で終われるかどうかは分からないけど「あと3回」っていうのはなんて希望に満ちた言葉なんだろう。

3っていう数字もなんだか縁起がいい感じがして好きだ。

 

少し調子がいい

9クール目の抗がん剤投薬後から17日経過

相変わらず抗がん剤の副作用が軽減されるのは遅い。

昨日より幾分かは調子がいい、ゆっくりゆっくりではあるが復調している。

あと数日間は休薬期間があるけどそれまであと3回の抗がん剤治療(予定)を耐えられるだけの元気を回復することができるだろうか?

 

元気を取り戻したいと焦る気持ち

9クール目の抗がん剤投薬後から18日経過

いつもより長めの休薬期間だが今日を除けばあと2日しかない。

2日もすればまた入院して今度は10クール目の抗がん剤治療になる。

今は次の抗がん剤治療までに早く元気を取り戻さないといけないという焦りを感じている。

10クール目。

いよいよ終わりが見えてきた感じもするが楽観はできない。

最後の検査の結果いかんではまだまだ抗がん剤治療が続く場合も考えられる。

そして今日はなんだかあまり体調がよくない。

舌の痺れも昨日よりひどい気がするし、指先の痺れもそうだ。

こんな日は体調の波に逆らわずに早く寝てしまおう。

 

チキンラーメンに罪は無い

9クール目の抗がん剤投薬後から19日経過

ここまで長かった休薬期間だけど、相変わらず抗がん剤の副作用はある。

ただ、指先と舌の痺れと肌の疾患は相変わらずだが、下痢や便秘は治まっている。

晩飯にと試しに大好きなチキンラーメンを久しぶりに作って食べてみたが一口食べてみて食べるのをやめた。

なぜなら味が全然分からないから。

まったく美味しいと思えない。(チキンラーメンに罪は無い)

やっぱり小麦系の食べ物はパン以外では無理なようだ。

なんでパンの味は分かるんだろう?発酵しているからかな。

うどんやラーメンを食べれるようになるのは抗がん剤治療が終わってしばらく経ってからでないと無理そうだ。

 

今日で休薬期間も終わり明日から10クール目の抗がん剤治療が始まる

9クール目の抗がん剤投薬後から20日経過

長かった休薬期間も今日で終わり、また明日から抗がん剤治療で入院することになる。

今日は久しぶりに「お腹が空いた」って感覚が戻ってきたような気がする。

休薬期間が長かったせいだろうか実に久しぶりにお腹が空いた感覚を味わった。

かといって痺れている舌が治ったわけでもなく、その点では完全に回復したとは言い難い。

ここでいい気になって食べ過ぎたりして調子を崩しては元も子もない。

油断せず慎重にいこう。

 

精神的にも持ち直してきた

大腸癌のステージ4と告知されどれくらいの時が過ぎただろうか、今日でおそらくは5ヵ月くらいはたったと思う。

精神的にかなり持ち直してきたと思うが、それでもなお時折ふいにやってくる

「死ぬかもしれない」

という思いが気まぐれな風のように心をゆらす。

気持ち的に楽になってきたとはいえ、癌による死の恐怖から能天気に解放されたわけじゃない。

だが、ステージ4の大腸がんの告知から5ヵ月間生き延びてきて、今現在自分の感覚としては癌が進行している感じもしない。

検査してみるまで実際は分からないけど抗がん剤の副作用と思われるものの他には特に体調に異常があるわけでもない。

それでもなお「死ぬかもしれない」って思いは時折ふっとやってくる。

死の恐怖とは違う、また別の感情。

生と死の可能性に対するちょっとした逡巡。

自分でもよく分からないが、そんなものなのかもしれない。