44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

僕は闘うと決めた。ただし癌と戦うのではない【がん闘病記139】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2018年の5月中旬と6月初旬に書いたメモをまとめています。

CT検査の結果を受けて数日後

2018年5月。

数日前のCT検査で担当医のウエノ先生から

「精巣付近にしこりのようなものがある」

と言われて結構ショックを受けている自分がいることに気付く。

再発。

この二文字が何度も頭の中を行ったり来たりする。

あともう少しで2016年6月に行った大腸癌手術から2年経過して半年ごとの検査になる予定だったのに…

いつもなら4か月ごとのCT検査を連続して行う、というところがより一層不安を掻き立てる。

そういえばお尻の奥の方でチリチリとした痛みをたまに感じるときがある。

これがそのしこりのせいなのだろうか?

そう言われてみれば心なしかお腹も張っているような気がする。

もしかしてもう既に腹水がたまっていて内臓を圧迫しているんじゃないか?

そんなことばかり考えて負のスパイラスに落ち込んでいる。

とりあえずは担当医のウエノ先生は「2ヵ月後に再検査」と言っていたから、早急に何か処置しないといけない状況ではないと思うけど、いろいろ考え出したらキリがなく不安になってしまう。

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そもそもCT検査をしたからといって全細胞の一つ一つを正常かどうか確認していったわけではない。

もしかしたらただの取り越し苦労かもしれない。

もしくは何か見落としがあって知らず知らずのうちに癌は僕の身体に墨壺をぶちまけたように広がっているのかもしれない。

ただ、今の段階で不確かなことに対してくよくよと考えていてもしょうがない。

「不安の前借り」をしても意味がない。

次の検査までのこの2ヵ月間で出来るかぎりのことをしよう。

闘うことにした

そして僕は闘うことに決めた。

ただ、癌と戦うのではない。

自分自身と闘うのだと。

競うべきは昨日までの自分、数時間数秒前の自分なのだと。

食事制限や生活習慣その他もろもろ、癌に効果がありそうなことはなんでも試して次の検査に臨もう。

できることはすべてやる。

オールインで突っ込む。

それでだめならしょうがない。

ただ諦めない。

めげない。

くじけない。

簡単にあきらめたらそこで終わりな気がする。

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再発の可能性があると知ってから1ヵ月が経過。いろいろやってみた

5月の検査から1ヶ月が過ぎた2018年6月。梅雨入りし雨模様が続く日々。

前回の検査で再発の疑いがあることを知り、この1ヵ月自分なりにいろいろ努力してみた。

まずは食生活を変えることに。

「ケトン食」というものに挑戦してみた。

ケトン食とはざっくり言うと、癌細胞がブドウ糖を主なエネルギー源とすることから糖質を制限する食事メニューにし、その替わりMTCオイルやアマニ油などの良質なオイルを摂取することでケトン体というものが体内で生成され、そのケトン体が脂質からエネルギーを作り出してくれるといった内容。

ただ僕がやったのは割とゆるめの糖質制限で1日あたりの糖質摂取量は50g以下を目標とする感じ。

もっとも糖質制限の厳しいスーパーケトジェニックになると1日あたりの糖質摂取量は20gくらいが目標になるみたいだ。

しかしケトン食を実施するにあたっていいこともあり、糖質を制限したおかげか体重の方もこの1ヵ月で3~4㎏くらいは減った。

くしくも糖質制限ダイエットと内容がよく似ているせいかもしれない。

あと生活に取り入れたのは、瞑想と自然公園のウォーキングだ。

瞑想といっても簡単なものでリラックスした状態で座って意識を呼吸に向けるというもの。

これらは抗がん剤治療をしていたときにやっていたもので、最近はすっかりやらなくなってしまっていた。

なんというか油断というか怠けていたと、反省して再開することにした。

あと最近で変わったことといえば母の日のプレゼントで足のマッサージ器を買ったのでそれを母が使っていないときに使わせてもらっている。

それと母がトゥルースリーパーが欲しいということで、ひとつよりふたつ以上買う方が割引がきくようなのでついでに僕の分も買った。

それとこれも母がらみだが、腰と膝が痛いという母のために福岡まで高速使って片道2時間くらいかけて評判のいい鍼灸院に毎週連れて行っていたが、今月から僕も一緒に針を打ってもらうことにした。

鍼灸の先生に自分が癌患者であること、そして先日の検査で再発の可能性が出てきたことなどの事情を話して、なるべく免疫力が上がるようなツボに針を打ってもらっている。

そこの鍼灸院には僕と同じく癌を患っている人も結構通っているそうだ。

ただ単に病院の標準治療だけに頼るのではなく、経済的に負担が少なそうで副作用などの心配もなく、手軽にできそうなものから順番にやっていこうと思う。

戦いは始まったばかり 

これは自分との戦い。

あきらめることだけはしたくない。

精いっぱいもがいてあがいてジタバタしてやる。

僕はまだまだ生きていたい。

この世界を感じていたい。

これまでの選択が正しいことなのか間違っていることなのかは正直分からない。

でも分からないからといって手をこまねいて立ち止まるわけにはいかない。

何が当たりで何がハズレで何が効果的かは分からない、まるで暗闇のなかでパンチを出し続けるようなことをまたすることになるけれど、その手を休めないで撃ち続けていこうと思う。

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できるだけ長く元気でいられるように。