44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

がん再発の兆候が見つかって4ヵ月。いろいろと頑張ってみた結果【がん闘病記142】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2018年の9月中旬に書いたメモをまとめています。

がん再発かもしれない部分の確認のため再びCT検査を受ける

2018年9月。

8月の暑さも通り過ぎ、少しだけ冷たい風が秋の入り口を感じさせてくれる9月の半ばごろ。

前々回のCT検査(2018年5月)で骨盤内部に癌かもしれない怪しい部分が見つかって、これまで4ヶ月ごとだったCT検査が2カ月ごとになった。

今日はその再発の疑いがある部分の確認のためのCT検査と血液検査を受けるためにいつもの総合病院に来ている。

前回の検査(2018年7月)ではその部分にあまり変化がなかったのでちょっとは安心していたが、だからといって今回も同様の結果になるとは限らない。

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CTの結果によってはまた抗がん剤治療をしないといけないかもしれない。

あの地獄のような抗がん剤治療をまたしないといけないと思うとゾッとする。

2016年に大腸癌の手術をしたあとでベクティビックス+FOLFOX4抗がん剤治療を全12クール(約半年間)行ったが、あの身体を包み込む重苦しい倦怠感や突き上がってくる吐き気、その他の副作用はとてもつらかった。

できればもう二度とあんな経験はしたくない。

先生の雰囲気で検査結果を察しようとする

病院に到着してからいつものように血液検査の採血を済ませた後でCT検査を受ける。

そしてしばらく待ってから検査結果を聞くために担当医のウエノ先生の待つ診察室に入る。

最近では診察室に入った瞬間、先生の雰囲気で今回の検査結果が良いものか悪いものか瞬時に判断するようになってしまった。

そんなことをしても数秒後には検査結果は先生の口から聞かされるので、たいして意味の無いことだとは分かっているのだけど。

今回診察室に入った瞬間僕が感じた先生の雰囲気は割と穏やかな空気感だったので、ちょっとだけ「もしかしたら今回も大丈夫かな?」と予測する。

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CT検査の結果としては前回同様、怪しかった部分は特に大きくなることもなく、また2ヵ月間経過を見守りましょう、ということだった。

先生から結果を聞いて、とりあえずは安心する。

あやしい部分が大きくなっていなくてよかった…

やはりこういったポジティブなことを聞くと嬉しい。

加えて血液検査の結果も全て正常値だった。

これも嬉しい結果だった。

2016年の6月に大腸癌と診断されてからこれまで何度も血液検査をしてきたが、腫瘍マーカーは正常値であっても尿酸値が高かったり好中球(白血球等)の数値が基準値を超えていたりと、血液検査では何かしらで基準値の範囲外の項目があった。

だけど、今回は初めて全ての項目が基準値の範囲内での数値だった。

「これまで平均点以下だったテスト結果がやっと80点以上取れた」といった感じでとても嬉しい。

もしかしたらこれまでの努力が報われたのだろうか。

今日までいろいろと頑張ってみた

2016年に大腸癌だと診断されて、僕は今日まで一応は健康になろうとさまざまな努力をしてきた。

まず酒とタバコを辞め、生活習慣・食生活などをできることからなるべくコストがかからず無理のない範囲で改善するように努めてきた。

とはいえ、山伏や修行僧のようにゴリゴリに自分を追い詰めるようなストイックな生活をしてきたというわけでもなかった。

「無理のない範囲で」とあるように、どちらかというとユルいほうだったのだと思う。

ただ、前々回の検査でがん再発の兆候が見つかってからは、のんきに構えていた僕の尻にもさすがに火が付いた。

「もうこれ以上再発の兆候を進行させるわけにはいかない」

と、ここ数ヶ月のあいだは食生活もガラッと変えた。

免疫栄養ケトン食を実践する

そこでいろいろと調べた結果「免疫栄養ケトン食」をメインにしようと思い、なるべく糖質、炭水化物の摂取を少なくしようと心がけた。

(※免疫栄養ケトン食とは、医学博士の古川健司氏が推奨する栄養療法のことで、癌細胞が通常細胞よりも3~8倍のブドウ糖をエネルギー源として増殖することからほぼ糖質で構成されている炭水化物を極端に制限して癌細胞に栄養がいかないようにすると同時にケトン体という糖質を必要とせず皮下脂肪から栄養を作り出す栄養素を使ってケトン回路を作り出すことによって、癌細胞を兵糧攻めにして通常細胞には栄養を供給していくという栄養療法のこと。※詳しくは古川健司氏の著書「ケトン食ががんを消す」をご参照ください)

そしてケトン食やさまざまな食材の糖質量についていろいろ調べて、毎回の食事での糖質摂取量が一食10g以内になることを目指して食事をし、MTCオイルやアマニ油など良質な油を摂取するようにした。

ここで正直に白状してしまうと糖質摂取量を毎回きっちり10g以内に収めることは難しかったし、たぶんほとんど達成できてはいなかったと思う。

だけどそれを目指して頑張った副産物として体重の減少があった。

糖質制限で体重も減ったし、ファスティングや運動も始める

振り返れば2017年の1月に抗がん剤治療が終わってから抗がん剤の副作用から回復していくと同時に僕の体重も増加していった。

抗がん剤治療終了時に58kgくらいだった体重は最高で88kgくらいまで増えてしまった。

この数字も僕の油断の表れだと思う。

それが今日の時点で体重を測ると75kgと、10kg以上痩せることができていた。

ケトン食は糖質制限ダイエットに内容が似ているので知らないうちに減量の効果があったようだ。

それと毎日のジョギングと、ちょっとした筋トレも日々の生活に取り入れた。

さらに加えて1ヶ月前からはファスティング・プチ断食も始めた。

プチ断食といっても軽いもので「ダイエット目的」ではなく、晩御飯を食べた後16時間は「胃腸を休める」という名目でその間は水、お茶、ブラックコーヒーなどノンカロリーの飲み物以外は口にしないというもので、毎晩夜8時以降から翌日の12時までは食べ物は口にしないということを始めた。

始めた当初は朝ごはんが食べられなくて少しつらかったが、慣れると割と平気になるものだ。

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抗がん生活は止まらない列車。続けていくしかない

ケトン食や朝食を食べないファスティング・プチ断食を始めたことによって血糖値やコレステロール値などの数値がどうなるのか気がかりだったが、血液検査のすべての項目が基準値の範囲内におさまったことでひとまずは安心したしちょっとした自信にもなった。

このように生活習慣を改善した結果が実際の数値となって表れたのことはうれしいことこのうえない。

細胞レベルで検証したわけではないので、もしかしたらこれらのことは無関係で今回の血液検査の数値は「たまたまだった」ということも考えられるが、励みになったことは確かだ。

これからもこの習慣を続けていこうと思う。