44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

アバスチン抗がん剤投薬終了から数日、副作用に苦しむ。そしてアバスチンについて少し勉強する

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2018年の12月下旬に書いたメモをまとめています。

2018年も残すところ今日を含めてあと3日

アバスチン抗がん剤投薬終了の翌日

2018年12月29日。2018年も残すところ今日を含めてあと3日。

昨日までで3日間に及ぶアバスチン抗がん剤の投薬1クール目が終わった。

体調としては今日は抗がん剤の副作用で気分が悪く、1日中横になっていた。

吐き気と食欲不振から食事もまともにとれずに豆乳とレモン果汁を飲んだくらい。

この吐き気が取れるまでは無理しないでおこうと思う。

しかし寝てばかりいることもつらいものがある。今僕は実家で母と二人で暮らしているが、年の瀬だというのに家のことが何も手伝えないので母に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

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投薬後から2日経過しても吐き気が続く

アバスチン抗がん剤投薬後2日経過

今日も抗がん剤の副作用からくる吐き気で気分が悪くて1日中寝ていた。

食欲は相変わらずなくて食事もほとんどとれない。

なんとか口に出来たのは豆乳とレモン果汁とコンビニで買ったおでんの大根ひとつ。

僕の考えとしては無理に食事をしても胃や腸に負担がかかるだけなので身体が発しているサインに素直に従おうと思っている。

しかし、「おでんの大根ひとつくらい食べてみようか」という気分になったということは徐々にではあるが副作用から回復してきているのだと思う。

今のところ自覚できる副作用は吐き気・食欲不振足先のしびれの兆候(ごくたまに)くらいだ。

 

3日経過してやっと起き上がって何かしようという気になる

アバスチン抗がん剤投薬後3日経過

今日は昨日に比べて比較的気分が良く、昼くらいから起きだしてパソコンの前に向かうことができた。

退院後からこれまでメモしていたテキストをまとめていると少し気分が悪くなり、また横になる。

それでも少しだけ食欲が出てきたようなので、昼食に糖質0麺と糖質オフのカルボナーラソースを和えたものを食べた。

だが、これがいけなかったようで午後から酷い下痢にみまわれてしまった。

しばらくトイレから出てこれないほどのひどい下痢でこれもまた苦しい。

吐き気は昨日に比べて多少はおさまってきたが、今度は交代で下痢の方が酷くなってしまったようだ。

少なくとも投薬後3日目ではまだ固形物は無理だということが分かった。

昨日はおでんの大根ひとつは食べられたので、消化吸収のいいものなら大丈夫なのかもしれない。

 

夜、少しお腹が減った感じがするので試しにいただき物の「黒豆」を食べてみた。

スプーン1杯程度だけどよく噛んで食べた。

しかし30分後くらいにまた激しい下痢に襲われた。

この調子だとまともに食事ができるようになるのはいつのことだか分からないな…

 

アバスチン抗がん剤について

少しだけ気分も回復したので病院からもらったアバスチン抗がん剤についての小冊子「AVASTINハンドブック」にも目を通しておこう。

ひととおり読んでみてアバスチン抗がん剤についてざっくりまとめるとアバスチンは「血管新生阻害剤」と言うタイプの薬らしい。

アバスチンのメカニズム

がん組織は大きくなるのが早くその分たくさんの栄養が必要となり、血管からの栄養だけではすぐに足りなくなり成長が止まってしまうらしい。しかし、がん組織は何とか大きくなろうとして、もともとの血管から自分専用の新しい血管をつなげて栄養を供給しようとする。この新しい血管ができる過程を「血管新生」といい、血管がつながって栄養が届くようになると、がん組織は成長を加速させる。

またがん組織につながった血管を通って、がんが全身に運ばれていくこともあるという。

アバスチンはがん組織が専用の血管を作るのを阻害して、がん組織の成長を妨げようという考えで登場した、「血管新生阻害剤」と言うタイプの薬。

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従来の抗がん剤との違い

これまでの抗がん剤の多くは血液の中に入って全身をめぐり、がん組織を直接攻撃するががん組織だけではなく正常な組織にも影響して様々な副作用が起こってしまう。

一方、アバスチンはがん組織を栄養不足や酸素不足にして追い詰めるという、全く異なるメカニズムで作用するもの。

ただし、正常な血管の仕組みに影響及ぼすこともあり、抗がん剤と同様に副作用には充分注意する必要があるとのこと。(※AVASTINハンドブックより参照)

アバスチンの注意点

アバスチンの治療を慎重に受ける必要がある人

  • 脳に転移があると診断されている人
  • 胃潰瘍などがある人
  • 大きな手術を受けて間もない人
  • 血が止まりにくい体質の人
  • 血を固まりにくくするお薬による治療を行っている人
  • 動脈や静脈の中に血の塊ができる病気(脳梗塞、心筋梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症)にかかったことのある人
  • 高血圧症の人、心臓の病気がある人
  • 高齢の人
  • 妊婦または妊娠してる可能性のある人

 

アバスチンによる治療で見られる主な副作用

副作用のあらわれかたは個人差があるので一概にはいえないが、中には重症化して危険なものもあるとのこと。

アバスチンを他の抗がん剤と併用すると次の副作用が多く見られる。

  • 高血圧症
  • 尿にたん白が出る(たん白尿)
  • 鼻血などの粘膜からの出血
  • 白血球数、好中球数の減少(抵抗力の低下)等

 

その他起こる可能性のある副作用

  • 手足の疼きやしびれ感
  • 手足の痛みや腫れ
  • 爪の色の変色や変形
  • 下痢
  • 吐き気、嘔吐
  • 食欲不振
  • 口内炎
  • 白血球数の減少抵抗力の低下
  • 出血や傷ができやすい
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 脱毛

 などがある。(※AVASTINハンドブックより参照)

 

これからこういう副作用が起こるかもしれないということを事前に知っておくことに越したことはない。

今後は自分の体調を注意深く観察して、いろいろと対策できるところはしていこうと思う。

今日は2018年の12月31日大晦日

アバスチン抗がん剤の副作用で絶不調だが、なんとか2019年まで生き延びられそうだ。

年の瀬だというのに家のことを何も手伝えないことが情けなく、母に申し訳なく思う。

母も腰と膝が悪く、今では杖なしではまともに歩けない状態なので大掃除なんてできない。

日がな一日寝てばっかりの自分が情けなく、テレビなどで紹介されるにぎやかな年の瀬の景色とあいまってやけに惨めに感じてしまう。

でもあきらめないでいこう。

最後までみっともなく足掻いていこう。

未来の元気になった自分のイメージを忘れずに持ち続けていこうと思う。

来年も元気いっぱいで生きるぞ。