44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

父の命日と母の抵抗とケトン体を測るケトスティックス【アバスチン抗がん剤投薬後10日~12日】

この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年の1月下旬に書いたメモをまとめています。

下痢もおさまり食欲も出てきた

2019年1月。

アバスチン抗がん剤2クール目の投薬後10日経過

体調としては昨日に比べて気分が少し良くなっている。心配していた下痢の症状もほとんどおさまっているようだ。「ほとんど」というのは一応今日排便があって、下痢とまではいかないものの少し軟便気味だったので。

そしてその他の抗がん剤の副作用として、ほんの少しではあるが鼻をかんだときにティッシュに血がつくということがある。これはアバスチン抗がん剤の副作用としてよくあるらしい。

午後からは少し気分が悪くなって、1時間くらい横になっていた。本来なら今日くらいから筋トレを再開しようと思っていたが、少し出鼻をくじかれた。前回よりも副作用の症状は軽めではあるがやはり11日間の休薬期間で体調をフラットな状態まで戻すのは難しいようだ。

しかし今回は担当医のアマキ先生と相談して休薬期間を1週間伸ばしてもらったので、ある程度は余裕がある。次の抗がん剤治療までに体調が元に戻ればいいが、自分では意識できないところで抗がん剤の副作用のダメージは体内に蓄積されているので安心はできない。

ポジティブな面では下痢がほとんどおさまったということもあり、ここにきて食欲も出てきた。

今日は昼食には

  • プレーンオムレツ
  • ツナサラダ
  • ブランパン1つ

夕食には

  • エビとブロッコリーとマッシュルームをオリーブオイルで煮たアヒージョ
  • マグロのお刺身
  • 玄米ご飯

と、食べる量もどんどん増えてきている。

やっぱり人間は口から食べ物を食べて胃や腸で消化吸収することで体力がつくようだ。本で読んだことだけど、特に腸は免疫をつかさどる臓器で腸がうまく働いてないと免疫力も落ちるそうだ。

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でも、食欲が戻ってきたとはいえ、あまり食べ過ぎないように腹八分目を心がけて食べるようにしないと、また下痢になってしまったら元も子もない。

父の命日と母の抵抗

アバスチン抗がん剤2クール目の投薬後11日経過

今日は父の命日で朝から生前父が勤めていた会社の社長と会長が父のご仏前にお線香をあげに来てくださった。仕事中の事故とはいえ、去年で既に三回忌も済んでいるのに今年も律儀に足を運んでくださっている。ありがたいことであるし、社長と会長の義理堅さに恐縮してしまう。

社長と会長には心からお礼を述べて、少しだけ世間話をしたのちにお二人は会社に戻られた。

母には一応昨日の夜に

「明日はお父さんの命日だから社長と会長が来るかもしれないよ、だからちゃんと早くから起きて部屋の整理とかしとかないとね」

と言っておいた。

毎年社長と会長が来るのは決まって朝9時前後。でもよく眠る母はその時間はまだ布団に入っていることも珍しくはない。

僕がそう言うと母は

「もう去年で三回忌も済んだから多分来ないよ」

とのんきに構えていた。

「いや多分来ないかもしれないけど、来るかもしれないという可能性に対しての準備はしといても損はないでしょう?」

僕がそう言うと母は嫌そうな顔をしてアメリカ人がよくやる首をかしげて両手を上げるポーズをする。母は根っからの負けず嫌いなので、僕がこういった理詰めで話をすると決まって嫌そうな顔をしてささやかな抵抗をする。

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そして決まって最後はキレ気味に「はいはい、あんたの言う通り!」と言って話しを打ち切る。まあ、母は怒りっぽいが忘れっぽいのでたいてい数時間経つと忘れてけろっとしている。

ちょっと下痢になる

今日の体調は吐き気もなく下痢もない。食欲もかなり出てきたので食事も結構たくさん食べた方だと思う。少し残っている副作用として「鼻をかんだときに血が少しが出る」というものがあったがそれもかなり数が減ってきたように思う。ごくごくたまに血がわずかに確認できる程度だ。

だが、夜少しだけ下痢の症状が出た。ちょっとしたぶり返しなのか、食べたものが悪かったのかわからない。

昼食は

  • プレーンオムレツ
  • ツナサラダ
  • ブランパン1つ

夕食には

  • 海老とブロッコリーとマッシュルームのアヒージョ
  • マグロの刺身
  • 豚バラ串1本
  • 玄米ご飯少し

を食べた。これらのどれかがまずかったのか、副作用のぶり返しが来ているのか。

抗がん剤の副作用からの回復は時間がかかる

アバスチン抗がん剤2クール目の投薬後12日経過

今日の体調としては昨日に比べてわずかながら改善している感じ。

抗がん剤の副作用からの復調の傾向としては長い時間をかけてじわじわとゆっくり良くなっていく傾向にあると思う。

本来のスケジュールなら今日は3クール目の抗がん剤治療で入院している日だけど、前回の入院時に担当医のアマキ先生と相談して休薬期間を1週間ほど延ばしてもらったので、あと1週間ほど次の入院まで猶予がある。それまでになるべく抗がん剤の副作用から回復しておきたい。

今日の体調としては吐き気や下痢はなし。鼻をかんだときにティッシュに血がつくが微量でおさまっている。吐き気や下痢など顕著に現れる副作用はおさまってきたが、身体全体に薄い倦怠感のようなものが残っている気がしてちょっとだけダルい気がする。おそらくまだ本調子ではないのだろう。もし今日から抗がん剤治療を始めていれば前回の抗がん剤の副作用が完全に抜ける前に新たな抗がん剤が身体に入れられることになる。こういう点から抗がん剤の副作用は徐々に積み上がってきて回を重ねるごとにつらくなっていくのだろう。

しかし今回は副作用に対していろいろ対策を講じてきた。薬の量を先生と相談して減らしてもらったり、身体のツボにピップエレキバンを貼ったり梅エキスを食べたり水素水を飲んだりといろいろしてきた。そういったかいもあってか前回の時より副作用は抑えられている気がする。

Ketostix(ケトスティックス)で体内のケトン体を測定

そして今日から『ケトスティックス』と言う商品を使って体内のケトン体を簡単ではあるが測定することにした。

『ケトスティックス』とは体内のケトン体を測る検査紙。

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僕は癌が再発したころからケトン食というものを実践している。

ケトン食とは、医学博士の古川健司氏が推奨する「免疫栄養ケトン食」のことで、癌細胞が通常細胞よりも3~8倍のブドウ糖をエネルギー源として増殖することからほぼ糖質で構成されている炭水化物を極端に制限して癌細胞に栄養がいかないようにすると同時にケトン体という糖質を必要とせず皮下脂肪から栄養を作り出す栄養素を使ってケトン回路を作り出すことによって、癌細胞を兵糧攻めにして通常細胞には栄養を供給していくという栄養療法のこと。

前々から糖質制限はしていたが、どれほどのケトン体が出ているのか気にはなっていた。

ケトスティックスは海外の商品なのでネットで取り寄せた。本当に便利な世の中になったものだ。説明書が全部英語だったのでちょっと訳がわからなかったけど使い方はネットで調べるとすぐに分かった。

使い方は簡単で

  • 検査紙の先に付いている正方形のシートに自分の尿を軽く浸す
  • 15秒待つ
  • シートの色が変わってくるのでボトルについているカラーチャートと比較する

これでどれぐらい尿中にケトン体が出ているか分かるようになっている。

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試しにやってみると僕は++から+++の間くらいだった。結構ケトン体が出ているのでびっくり。そういえば最近は糖質をあまり取っていない。お菓子もほとんど食べなくなったし、甘いものが欲しいと思った時はシュガーレスの飴を舐めるくらい。食事も糖質が多いものはなるべく避けて糖質が少ないものを食べている。

そしてケトン体を作り出すのにいいとされる中鎖脂肪酸100%のMTCオイルを大きめのスプーンで2杯(15gくらい)を朝と夜に飲んでいる。普通はコーヒーに混ぜたりして飲むらしいのだが僕はもうめんどくさいのでそのままスプーンに注いで飲んでいる。でもそのまま飲むとお腹を下す人もいるのでその点は注意が必要だ。

ちなみに僕は大丈夫だった。