44歳の僕がステージ4の大腸がんと診断されて

2016年大腸がん発覚。手術後、腹膜への転移が確認されステージⅣだと告知される。その後半年間に及ぶベクティビックス抗がん剤治療を受ける。2018年12月がん再発。アバスチン抗がん剤治療を受ける。

がん再発が確認されて約3ヵ月、経過観察のCT検査を受ける

がん再発が確認されて約3ヵ月、経過観察のCT検査を受ける

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この記事ではヨシノ (id:yo_kmr)が2019年の3月中旬に書いたメモをまとめています。がん再発後、抗がん剤治療も5クール目を終えて経過観察のCT検査を受けたときのことや新元号発表時の心境をまとめています。

2018年12月にがんが再発されて3ヵ月経過し、CT検査を受ける

2019年3月。

今日は経過観察のCT検査のために病院に来ている。

2018年の12月にPET-CT検査で骨盤内に癌の再発が確認されてアバスチン抗がん剤治療を始めてから約3ヵ月。僕の体内のがん組織はどう変化しているのだろうか。

今さらジタバタしてもしょうがないのだけど、やっぱり朝から緊張している。

前回の抗がん剤の投薬での入院のとき、担当医のアマキ先生からは「この抗がん剤でがんが消えることは期待しないほうがいいでしょう」と言われた。その言葉がいつまでも頭にこびりついて離れない。

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がんが消えないのであればなんのための抗がん剤治療なのか?→医師や病院側のスタンスとしては病巣をこれ以上大きくしないため。というのが主な理由なんだろう。

がんが大きくなっていなければとりあえずは及第点なのか

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今回のCT検査で僕の中に今あるがんが以前と変わらず大きくなっていなければ、とりあえずは及第点なのかなと思う。

ネガティブな結果としてはがんが以前と比べて大きくなっている。もしくは他の場所への転移が見つかる。

ポジティブな結果としてはがんが以前と比べて小さくなっている。もしくは消えて無くなっている。

という結果だろう。

今の体調としてはどこかが痛いとか、熱があるとか気分が悪いということはない。

割と元気な方だと思う。

そして今さら心配しても僕の今現在の身体の状況は変わらないし、心配したからと言って身体の中の細胞が激烈に変化を起こすわけでもない。

検査結果がどうであれ、それを受け入れたうえで今後の対策を考えていけばいい。

と、理性的には考えるがやっぱり気持ち的には落ち着かない。

そわそわしている。

検査室の前の待合ロビーでじりじりと名前を呼ばれるのを待つ。

CT検査も終わり、あとは結果を聞くだけだが…

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CTの検査はいつもどおり終わった。

あとは検査結果を聞くだけだ。

検査後はあまり待つことなくすぐに呼ばれた。

しかし呼ばれたはいいが、担当医のアマキ先生がただ今外科手術の真っ最中で検査結果は次回の抗がん剤治療での入院時にすることになった。

前回入院した時の説明で

「もしかしたらCT検査のときに緊急でオペが入るかもしれません」と、アマキ先生からは言われていたのでこのことは織り込み済みだ。

そういうことなのでさっさと家に帰ることにした。

検査結果が先送りになったとはいえ、少しだけ気が楽になった。

やっぱり緊張していたんだと思う。

どちらにせよ1週間後に入院したときに結果は分かるだろう。とにかく癌が大きくなってなければいいな。 

今日は自覚できる副作用としてはほとんどなかったが、夜になるとちょっとだるくなった。検査があったので緊張していたせいなのかどうかは分からないがこんな時はさっさと寝るに限る。 

がん患者だけど幸せなんじゃないかな

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今現在、僕は2018年の12月にPET-CT検査で骨盤内に癌が再発したことが確認され、医師からは癌が再発した場合の余命は4~5年と言われている。

正直あと何年生きられるか分からない状態だ。

でも今の僕は幸せなんじゃないかな、と思うようになった。これは強がりとかカラ元気で言っているわけじゃない。

その理由として、今現在僕の身体のどこかが痛いとか、機能不全になっているとか苦しいとかそういうところは全くない。投薬後に抗がん剤の副作用で苦しんでいるときは別として、自覚できる体調不良は今のところないし、身体の痛みは無い。

とりあえずは元気だ。

今日は日曜日。

外に出てみれば天気はいいし、街行く人たちもみんな楽しそうにしている。

気分がいいし爽やかだ。

僕の身体のどこかが痛いわけでもないし苦しくもない。飢えてもいないし乾いてもいない。

誰かの言い争いや喧嘩を見ているわけでもなく、そのトラブルの渦中にいるわけでもない。周りの人はみんな優しいし、僕にひどい言葉を投げかける人間もいない。

特定の誰かとの人間関係がこじれているわけでもなく、目下の悩みと言えば今身体の中にあるがん細胞が増殖してるかしてないか、そのことが心配なだけ。

誰にだって多かれ少なかれ悩みはある。

多くの人が見た目には楽しそうに幸せそうに見えても何らかの問題を抱え、何らかの悩みを抱えている。

楽しい日常を過ごしていても、ふっとその悩みが頭をよぎると一瞬表情を曇らせることもあるだろう。

そういうことを考えればがん患者である僕も、今の日常を普通に生きている人たちも、何ら変わりはないのではないかと思う。

少なくとも今の僕は元気だし、爽やかな気分を味わうことができている。

もしかしたらこの先僕の病状は悪化するかもしれない。でも起こってもいない未来のネガティブなことに対してエネルギーを使って心配してもあまり意味がないことだとも思っている。

今この瞬間にフォーカスして爽やかな気分を味わうことに意識を向けようと思う。

そしてこの爽やかな気分を味合わせてくれている僕の肉体に、身体に感謝したい。

ありがとう僕の身体。

さわやかな気分を体験させてくれてありがとう。

新元号を知ることができてうれしい

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今日は2019年4月1日。

平成に変わる新元号が発表される日だ。

午前11時30分に発表される予定だが、朝からそわそわしている。

なぜかというと、新元号の発表は僕にとって感慨深い。

振り返れば2016年6月にステージⅣの大腸癌だと告知されてから、平成の次の時代を生きることができるなんて思ってもみなかったからだ。

僕にとって平成の次の時代はまったく未知なるものだった。

あと1ヵ月で平成時代は終わりを迎える。

今は身体の調子も良いので、もしかしたら平成の次の時代をこのまま生きることができるかもしれない。

なんだかワクワクしている。テレビの前でドキドキしている。

そうこうしてるうちに新しい元号が発表になった。

平成に続く新しい元号は「令和」だ。

発表された次の元号は「令和」ということに決まった。

なんだかうれしい。

新しい元号が知ることができてうれしい。

次の時代を生きていける手がかりを手に入れたような気分になってうれしい。

新しい時代。

僕にとっては生きることができるかどうか分からなかった時代。

そんな時代の片鱗を少し見れたような気がしてとてもうれしい。

令和。

とてもいい元号だと思う。

僕は令和の時代をどれだけ生きることができるだろうか。

まだ1か月先のことだからどうなるかは分からないけど、それでも昭和、平成、令和と3つの時代を生きることができそうでとてもうれしい。

 

令和。

なんとも見目麗しい元号ではないか。